【お知らせ】じょさんし大学特別授業のお知らせ

今週のじょさんし大学では、全体の講義終了後に、ケニアで女性の自立支援の活動をされている菊本照子さんをお迎えし、特別授業を開催します!

菊本照子さんは、ケニアで児童擁護施設マトマイ二・チルドレンズ・ホーム(希望の家)を始め、ストリートチルドレン・貧困層の子どもたちを対象に、救援と保護養育を行っておられます。

また、同時に、そんな状況を生み出している都市スラムのシングルマザーたちの自立援助活動を行っておられます。

ケニアの女性に寄り添い、自立への援助をされている照子さんの生きる姿や想いを知ることは、女性に寄り添い女性の自立をサポートしたいと願う私たち助産師にとってもきっと大きなヒントになると思っています。

また、私たちは普段の生活のなかで、世界をリアルに知り、世界に触れる機会はなかなかありません。

照子さんが関わっておられるケニアの女性たちがどんな環境の中、どんな想いで、どんな生き方をしているか。

同じ女性として、妊娠・出産・子育てをどんな風にとらえていきているのか?

環境も文化も違うなかで「女性の権利=リプロダクティブ・ヘルツ/ライツ」については?

照子さんを通して世界を知ることで、客観的に日本を知ることもできるかもしれません。

助産師として、1人の女性として、1人の人として。 聞く人によって、響くところは様々かもしれませんが、知らないを知ることで、自分の中の常識や価値観が大きく変わる40分になると思います。

 

 

□ マトマイニとは?

SCC ケニアにおける草の根活動。マトマイニとはスワヒリ語で「希望」を意味します。

SCC(Save the Children Centre)はケニアの草の根NGOとして1984年に設立されました。1987年に「マトマイニ孤児院」を開設し、孤児や困窮状態に置かれた子どもを保護・養育してきました。

1999年には同孤児院の敷地内に、日本国外務省の草の根無償資金を受け、職業訓練工房をつくりました。

当初、3年間の助成金を得て、地域住民に無償で提供する学校としてスタートしたものの、助成金の終了時点で頭打ちになってしまいました。

作ったものは売れず、先生のお給料も払えませんでした。以来「売れるもの」を模索し、約10年の試行錯誤を重ねた結果、やっとヒット商品に出会いました。

それがフェルト工芸です。

今は、ケニア国内のみならず日本、アメリカ、ヨーロッパからも注文が相次ぎ、特に象やキリンなどのアニマルが人気です。この商品を作っているのは貧しくて教育を受けられなかった女性達です。

ケニア山麓の羊毛を買い、洗って干し、染色し、梳いてフワフワにし、商品として仕上げる作業には忍耐と努力が必要です。

「私は学校に行けなかったけど、この手で物を創って稼いだお金で子どもが学校に行けるわ」とドゥンガドゥンガ(フェルト針でチクチク刺す動作)の手を休める間もなく、みな懸命に取り組んでいます。

ケニアのスラム街では様々な犯罪が横行していますが、女の子は性的虐待・レイプ・強制売春などの危険に身をさらし、14,15歳で出産する少女も沢山います。

スラムのシングルマザーを取り巻く環境が、ストリートチルドレンを生み出しているのです。

彼女たちが売春や密造酒造りではなく、まっとうな方法で収入を得て前向きに生きることが出来れば、この悪循環を断ち切る一助になることでしょう。

SCCは子どもの保護・養育と同時に、シングルマザーの自立支援に力を注いでいます。

「物つくり」は「人つくり」に繋がります。

最初はただの日雇いだったママが、今では新たな商品開発やデザインも手掛けるようになりました。

グループは2012年、ケニア政府から自助団体として認定されました。

マトマイニ・ジャミイ(家族)セルフヘルプ・グループの誕生です。

1日1ドル以下で生活する貧困層が60%を越えるケニアで、3~5ドルの日当を手にしてさっそうと家路につくママはたくましい一家の大黒柱であり、社会のリーダーとも言えましょう。

 

□ 菊本照子さんのプロフィール

【受賞(章)歴】

2007年、吉川英治国民文化振興会より第41回吉川英治文化賞を受賞。

2015年、国際ソロプチミスト日本財団より社会貢献賞受賞。

2016年、春の叙勲「旭日双光章」を受章。

 

【活動歴】

1981年、ケニアに渡り、日本大使館現地採用職員として働く一方、都市スラムの子どもやシングルマザーの支援と救済活動を開始。

1984年NGO「セイブ・ザ・チルドレンセンター(SCC)」、1987年孤児院「マトマイニ・チルドレンズ・ホーム」を設立。

1989年日本大使館を辞職。

1999年に「SCC職業訓練工房」を開設。この工房は2011年からフェルトアニマルがヒット作品となり、各方面の注目を浴びている。「ものつくりは人つくり」を信条に貧困層の救済だけではなく就業の機会を作ることに努め、現在その売り上げが孤児院の運営を支えるようになった。

 

【マスコミで紹介】

2011年、世界の子供たちを救う日本人にスポットライトを当てた「渡部陽一のGWファミリーSP! 世界の村がアリガトウ 命を救うニッポン人!」で取り上げられた。

2012年、「世界ナゼそこに日本人」の初回スぺシャル番組で取り上げられた。

2015年、映画「風に立つライオン」に登場する孤児院の実際のモデルとして、映画公開スペシャル番組で取り上げられた。

 

★マトマイニの孤児院へのご寄付やフェルト工芸品等に関するお問い合わせは、以下にお願いします。

〒532-0005大阪市淀川区三国本町2丁目18-34-305

SCC日本事務局Email: scckenya@gmail.com

 

★孤児院の子どもの暮しぶりや工房のものつくりの様子はブログに書き綴っていますので、以下を検索してみてください。

マトマイニ、菊本照子

http://ameblojp/scckenya/

文責:ケニア共和国オンガタロンガイ町

セイブ・ザ・チルドレン・センター代表 兼 マトマイニ・チルドレンズ・ホーム院長 菊本照子

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